聖杯の例え




●良い結果と悪い結果の両方を受け入れるには、ありのままの自分でいられる特別な   場所を自分の内面に持たねばならない。そんな高みから見ると、勝ちも負けもまた   売買の内である。
●人間は自意識の芽生えと共に、恐怖心や貪欲さも持つようになる。ところが、貪欲さ  (と持たざることを恐れる気持ち)を育てるとすべてのものと独特の一体感が生まれる  ものである。そこに練達のトレーダーが誕生する。
●相場で勝つには自己を知り、持てる能力を発揮し、そして相場に寄り添っていなければ  ならない。
●相場が犠牲者を生むのではない。自分で犠牲者になるのだ。運命を左右するのは   自分自身だ。この重要な原則を、例えおぼろげながらでも理解していないと成功は   おぼつかない。



何が大切か




●勝ち組のプロはリスクを管理している。リスクを管理することは、持って生まれた性向に  逆らうものなので、強い自己統制が必要である。
●やり手の投資家の成功率は35%から50%。かれらは値を予測するのが上手だから  うまくいくのではない。利益の額の方が損を上回っているのだ。これには多大な自己  統制が必要である。
●堅実な投資化は逆張りをする。だれもが恐れる事をするのだ。忍耐強くチャンスが  来るまで待てる。これも自己統制を要する。
●どんなシステムが自分にふさわしいかを知りそれを開発するのは、純粋に精神的な  作業である。 色々な偏見を持っているために上手くいかない人が多いのだ。  実のところ、医学的治療を受けた方がシステムを開発しやすくなるのにと  思う人がよくいる。


思いこみによる判断




●心理学者は情報の取捨や歪曲をまとめて、「経験則に基づく判断」と呼ぶ。それは   意思決定のプロセスに影響を与えるので「判断」とよぶ。「経験則」と名づけられたのは、   情報を短時間でふるい分けて分類できるからだ。売買の決定を下すためになくては   ならないものだが、仕切りの存在を意識していない人にはとても危険でもある。   仕切りはトレーディングシステム作りに影響をを及ぼすばかりでなく、売買の決定にも   影響してくるからだ。
●経験則に基づく判断は、現状維持のためによく利用される。
●カール・ポパーが「理論の正しさを証明しようと努力するのではなく、その誤りを   見つけようとすることから知識は進歩する」と指摘しているのは興味深い。
●これまで、日足バーチャートは相場そのものだと思っていたに違いない。そこに見えて   いるのは、コンピューターやチャートブックに現れた線にすぎないことを覚えておこう。   相場を現すものと仮定されているが、せいぜい、ある1日の売買を一般化して表現した   ものなのだ。恐ろしいことに、情報の要約にすぎない日足バーを生データとして操って   決断を下しているのである。


理解しなければ気がすまない。




●システム作りは心理的な偏見に満ちている。私の経験からすると、心の問題を  まず解決しないことには、システム設計にまつわる問題に対処できない人が多い。
●ポジションを作った後は相場の好きなように動いていく。もはや出来ることと言えば  手仕舞いのみで、それ以外何もコントロールはできはしない。
●ランダムさに関する偏見の結果、天井と底を狙いたがるのである。勝ちたい、相場を  自在にしたいと思い、そして自分が見たいと思うように相場をみてしまう。  その結果、天井も底も拾えると信じるようになる。そんなことは、投資家の一生を  通じてめったにあることではないのに。それを狙う人は何度も失敗を重ねることになる。
●ラリー・ウィリアムズのこんな言葉がある。「3,4回続けて損をした後の売買は、  儲かるどころか大勝ちする確立が高い。(『ラリー・ウィリアムの相場で儲ける法』)  プロのギャンブラーのように勝ちの何たるかを知っていたら、勝ち続きのときに  たくさん儲けえて、負けが込んでいるときには少なめに儲けるだろう。  普通の人はその反対だ。負け続けるともっと儲けて、勝つと掛け金を減らしてしまう。



為替の名著の購入先




次へ


戻る





Copyright (C) 2010-2013 Sunlife Corporation. All Rights Reserved


inserted by FC2 system